〈和彫り〉刺青/タトゥーの絵柄について|意味・参考デザイン
こんにちは。ブログ担当のささみです!
刺青/タトゥーは一生消えないものですし、いざ自分がいれるとなると「何の絵柄を入れるか」は塾考したいものですよね。
今回は、日本伝統の和彫りをテーマに、絵柄(モチーフ)の意味や参考デザインについてお話してみたいと思います。
和彫りとは
和彫りとは、日本伝統の和柄の刺青のことをさします。墨と薄墨の濃淡が美しい《額》という背景に、鮮やかな絵柄が折り重なったデザインが特徴。
世界で最も美しい刺青/タトゥーの文化だとも言われていますよ!
和彫りの絵柄(モチーフ)
代表的な刺青の和柄と、そのデザイン/意味についてまとめてみました。
龍
最も人気のあるモチーフとして知られる《龍》は、かつてより「王・皇帝」の象徴として扱われており、圧倒的な強さを表します。
また中国の故事『登竜門』では、”鯉が滝を登って龍に成った”という逸話があり、「立身出世」の意味を持つとも言われてます。
鯉
《鯉》は龍と並んで最も人気が高く、脚や、腕〜胸のかいな、背中一面の絵柄として、桜や紅葉と共に用いられることが多い絵柄です。「立身出世」の意味合いや、「勇気」「忍耐」の象徴とされており、日本でも縁起の良いものとして扱われています!
余談ですが、鯉から龍になる過程で、「顔が龍・身体が鯉の《龍鯉》」という絵柄も和彫りによく使用されます。
虎
中国から伝来した《虎》は、「強さ」や「畏怖」の象徴だとされてきました。
刺青においては、竹/笹とともに描かれたものや、《龍虎》という「龍と虎が向き合った構図」などが有名ですね!
蛇
《蛇》は言わずとしれた縁起物で、『蛇の抜け殻を財布に入れていると、金運が上がる…』なんて噂を聞いたことはありませんか?
かいなの絵柄に使用されたり、牡丹や桜・般若等と掛け合わされたり、お腹や脚〜腰に彫られたりと、どこにおいても格好いい絵柄ですよね!
唐獅子(牡丹)
中国から伝来した《唐獅子》も非常にポピュラーな和彫りの絵柄の1つ。「百獣の王、唐獅子」と「百花の王、牡丹』を組み合わせた、《唐獅子牡丹》の構図も素敵ですね!
お面(般若/狐面)
恨み・嫉妬に狂った女性を描いた《般若》のお面も、刺青として人気の高い絵柄です。ワンポイントはもちろん、かいなの絵柄になることや、背中一面に大きく般若を彫ることもあります。
《般若心経》でご存知の通り、恐ろしい見た目とは裏腹に「知恵・知性」の象徴!
お面でいうと…お祭りごとによく使われる《狐面》もタトゥー/刺青のモチーフとして人気がありますね!
まとめ
今回は、和彫りの絵柄(モチーフ)についてお話してみました!タトゥー/刺青には和彫りのほか、様々なスタイルがありますので、興味があればこちらも読んでみてください。
ではまた次回!