タトゥー・刺青が入ってても温泉/銭湯は楽しめる!|断れる理由、隠せば入れる?
こんにちは!ブログ担当のささみです。
今回は『タトゥー・刺青と温泉/銭湯』をテーマに、「タトゥーを入れたら温泉に入れないって本当?」という噂、その理由についても解説したいと思います。あわせて、首から爪先が入った私たちタトゥーファンは「どうやって温泉に入っているか…」も説明していますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
タトゥー・刺青と温泉
ほんとは普段は見えないところに小さなタトゥー入れたいけど保険やら温泉やらて理由でずっと入れないだろうな...
— ぱやーも (@tantanoicee) May 17, 2020
Twitter
タトゥーいれたいけど温泉好きだから一生迷ってる(ᐡ •̥ ̫ •̥ ᐡ)
— りんかちゃん🐰🔪🔪 (@taiban_syuki) April 17, 2020
Twitter
SNSにも書かれているとおり、温泉/銭湯に入れないことが、タトゥーを入れることへのハードルになる方も見受けられますが、それが理由で諦めるのは非常にもったいないです。まずは、どうして「タトゥーが入っていると温泉に入れないのか…」の理由についてご説明してみましょう。
タトゥーが入っていて温泉がNGな理由
- 反社会的勢力のイメージが根付いている
- 衛生的な問題への懸念
まず大きな理由の一つとして、日本人に根付いてい『刺青が入っている=反社会的勢力(ヤクザ)』というイメージが大きな要因となっていることが挙げられ、刺青/タトゥーの入ったお客さんを断る施設の大半がこの理由です。
もう一つの理由として「肝炎や感染症のリスク」を挙げる施設もありますが…多くは建前であり、実際は先述した「反社会的—」の理由であることが多いと言われています。
他の施設については?
余談ですが、上記の「刺青≒反社会的」を理由として入場を拒否/制限する施設には、以下のようなものが挙げられます。
- 遊園地(ディズニーランド等)
- プール/海水浴場
- スーパー銭湯/スパ/サウナ
- カプセルホテル…等
- ジム
上記に共通する要素としては「娯楽目的の施設であること」「肌を露出すること」。刺青を他のお客さんに見せることで威圧的な印象を与えたりすること可能性があるため、このような措置をとっています。
タトゥーがOKな銭湯/温泉は?
しかし、全ての浴場がNGかと言われると、決してそうではありません。観光庁が2015年に入浴施設に対してとったアンケートでは、実に44%もの入浴施設が制限を行っていないことが分かりました。それらは主に、『銭湯/公衆浴場』です。
銭湯/公衆浴場がOKな理由
温泉と公衆浴場の相違点は、その『施設の目的』にあります。上記に挙げた「スーパー銭湯/プール/遊園地…」等は、本来は娯楽を目的とした施設です。対して『公衆浴場(一般公衆浴場)』は、環境庁のHPでは下記のように定義されています。
『—地域住民の日常生活において保健衛生上必要なものとして利用される施設で、物価統制令(昭和21年3月勅令第118号)によって入浴料金が統制されているいわゆる「銭湯」の他、老人福祉センター等の浴場がある。』
つまり公衆浴場/銭湯は、人間が最低限の生活を送るために必要な『入浴』を行う施設…だと位置付けられているため。むやみに入浴客を拒否してしまうと、生存権の侵害にあたる場合も考えられます。
私たち、彫師/タトゥーファンはどうしてる?
私たちも元々はタトゥー/刺青の入っていない一般人だったわけですから、たまには「大きな温泉に入りたいな〜」なんて思ったりすることもあります。そんな時は、大体こんな感じで入浴を楽しむようにしています。
- 貸切/客室のお風呂を楽しむ
- 刺青OKの温泉を探す
刺青OKの温泉を探した場合、刺青の入った入浴客がたくさん見受けられることがあります。それが少し落ち着かないな…という方は『貸切/客室のお風呂』を楽しむのがおすすめ。他のお客さんの視線を気にせず入浴を楽しむことができます!
旅館の規模によっては、お行儀よく『使えますか…?』と尋ねてみるとOKな場合もありましたので、どうしても大浴場を使われたい方は打診してみるのもいいでしょう。
(くれぐれも、マナーは徹底して下さいね!)
まとめ
今回は、タトゥーと温泉についてお話してみました。
オリンピックの開催に向け、少しずつですがタトゥー/刺青等、多様な文化に寛容な社会が訪れようとしています。タトゥーが入っていても皆と同じように温泉を楽しむことが出来るようになるのも、そう遠くはないかもしれないですね!
では、ささみでした、また次回!