アメリカントラディショナルとは
アメリカントラディショナル(オールドスクール)は、アメリカに長い歴史を持つ伝統的なタトゥースタイルです。
鮮やかな塗り感とボールドライン、個々のモチーフが放つ存在感は、他のタトゥースタイルにはない魅力の1つ。ワンポイントはもちろん、1つ1つのモチーフの間を《ドット(点)》や《スター》で埋め、後々にフルスリーブとしても楽しめる、世界でも人気の高いスタイルです。
アメリカントラディショナルの発祥は1900年代初頭。当時は別称《水夫のタトゥー》とも呼ばれており、船の乗組員(水夫)の間で流行していたスタイルだと言われています。
世界で最初のタトゥーマシンを開発した《サミュエル・オーレイリー》が『—タトゥーの入っていない水夫は、航海の出来ない船と同じだ。』という名言を残したことからも、水夫とアメリカントラディショナルは親密な関係にあったことが分かります。
その後、《セーラー・ジェリー》や《エド・ハーディ》といった名高いタトゥーアーティストの影響もあり、今や世界中で愛されるタトゥースタイルの1つとなりました。
《水夫のタトゥー》の名前通り、定番のモチーフとして《帆船》や《錨(いかり)》《コンパス》。他にも《燕》や《薔薇》など、ポップなモチーフの人気が高いです。
しかし、他のスタイルに比べ自由度の高いアメリカントラディショナルは、下のような多様なモチーフで描かれることもあります。
《燕》のタトゥーは、アメリカントラディショナルの古い歴史の中で、最も愛されてきたモチーフの1つです。当時は、水夫の間で『—安全に故郷に帰って来れるように。』の願いを込めて、《燕》のタトゥーが彫られていました。
『勇敢』の象徴である《短剣》のタトゥーは、他の《薔薇》や《骸骨》などのモチーフとの相性も良く、ファッション性の高い人気のモチーフです。
航海の象徴であり、アメリカントラディショナルの代名詞でもある《帆船》のタトゥー。荒波も悠々と航海する《帆船》のモチーフは、あなたに『勇気』を与えてくれるはず。
『強さ』の象徴である《パンサー》のタトゥーも、アメリカントラディショナルの発祥当時から人々に親しまれてきたモチーフ。
カラーワーク